2017/01/19
16:52:39
土曜日まで残り1日。
あと金曜日だけ頑張ればやっと会える。
なんで毎日一緒にいられないんだろ。。と思うこともあるけれど、
それはそれできっと意味のあることなんだろな。。
出会えた年齢がもう少し若かったら、
もっとたくさん会えたしあちこち行けたし、
一緒に住めたかもだし、
もっと自由なつきあい方ができたろーな。。
とたびたび愼とも話すけれど、
きっと今だから、こういう想いでお互いを見られて、この出逢いを大切にできるんだろうな。
人生も折り返し地点。
今からこそ、本当は残りの人生を共に暮らしていきたいけれど、
まだまだお互いやらなきゃならないことは残っていて。。
でも人生の最後は一緒にいたいなぁ。。と思うのです。
ヨボヨボになってるだろうけど、
そんなおばーさんでもいいなら、
ほんの僅かな期間だけでも一緒に暮らしていたいなぁ。
死ぬ時もできるなら先に逝きたいな。
愼の腕のなかでいつも眠るみたく、逝きたいな。
最期も一緒にいたい。
あー。。 早く土曜日こないかな。
2017/01/19
01:31:40
出会ってすぐに、サザンオールスターズのライブに行った時の事。
付き合いだして5か月だったかな?
でもまだまだ、瑞の凍結した心は溶けていなくて、まだ私に何も見せてはくれてなかった。
もちろん、人の心の痛みに思いやりの態度を見せてくれるということもなかった頃。
私の家族に、心配事が起きたばかりの頃で、このライブに行くことは正直なところ、すごく勇気のいることだった。
しかし、姉の援助があって行かせてもらえることになったのだ。
新幹線で瑞の住む最寄りの駅から東京駅へ向かう。
その、乗車間際に、姉からLINEが入った。
瑞には伝えてあった。
連絡が入ることがたびたびあるから、そのときはすぐに返信をしなきゃいけない。でも、別に姉からの返信であって、実はほかの人と、、、なんてことは絶対にないのだから、それだけは許してほしい、と。
姉にすべてを託して自分は遊びに出かけるなんてことは、あってはならないだろう。しかし、快く、出してくれた姉に感謝し、任せた以上、その返信くらいは当然すぐに返すべきと思った。
新幹線は満席で、通路に立ったまま乗車となった。
どうにかして座りたいが、やはりみんな同じところへ目的地としていているのだろう。。。空席など出るはずもなかった。
返信をしている私に瑞はおもしろくなくなり、いきなり、「空席探してくる」と自分の荷物を持ったまま立ち去った。
もちろん、「空いてるところ見つけたら連絡するね」でもなく、笑顔ひとつ見せずに・・・・・
空くはずはない。
きっと空席ができたって品川駅まで行くことになるのは目に見えていた。
どうしてせっかく一緒に来ているのに、こんな不愉快な顔をされて離れて目的地まで行くのだろう。
私は、姉とLINEをしていることがおもしろくないのだろうとすぐにわかったが、それはすべて事情を説明してあって、この一大事にも関わらず、快く出してくれたという姉の想いを大事にしたかったのに・・・・
結局、思った通り、私も立ったままの通路の付近で空席を見つけて座り。座ったことを瑞に連絡すると、「私も座ってる」という返事。
そこからカカオだけで話たまま、どちらかの空席に合わせようともしなかった。
ここまでを、今の私が感じることは、絶対こんな女別れてやる!! という気持ち。
もし、友人の身に起きた出来事なら、そんな女やめたほうがいい、というアドバイスをするだろう。
結局、新幹線を別々のまま、東京駅で降りることになった。
私は瑞の姿を見つけたし、そこで目が合ったけれど、瑞は私を追いかけることもなく、私も瑞のところへいくこともなく、私は中央改札へさっさと向かった。
私は、家族の心配があったし、こんな気持ちでライブに行ってもつまらないだけ。
そして、何よりも、、、、家族の心配事はこの先もいつまで続くかわからない、先の見えない一大事だったため、ちゃんと事情を説明しているにも関わらず、どうしてもいかなる場合にも自分優先でなくては嫌だというのなら、瑞とはこれ以上つきあえない。そう思った。
私が出した答えは、別れだった。
中央改札の大きな柱の片隅で、「もう、別れよう」 とカカオを送信した。
あのころの瑞は、今の瑞とは、別人だと思うくらいに違う。
はっきりいって、よくあんな状態で、つきあっていこうと思ったものだなと、今考えても、あのころの自分を理解できない。
出会った、初めての日のあの特別な空気を信じていた、それしかないだろうと思う。
あのころ、私が自分から別れを切り出すことになるなんて・・・・・・・・と、ものすごくがっかりと、ショックと、辛さと、色んな気持ちが混ざり合って、送信を押したのを覚えてる。
なぜ、わざわざ離れて行動したがるの?
なぜ、改札へ向かう私を追いかけようともしないの?
瑞の気持ちがまったくわからなかった。そして、このまま、下りの新幹線で帰ろうと思った。
何度も瑞が電話をかけてきた。
別れようという言葉を出されて、はっとしたものがあったのか、このままでは私を失うと感じたのか。
どこにいるの?と聞かれて、ここにいると説明したが、瑞は私を探しだすこともできず、きっと、ずいぶんグルグル歩いていたんだろう。全然違う似たようなところを見つけては、私がそこにいると感じたらしいが、私はいない。いるはずのないところを必死で探していたようだった。
ようやく見つけ出したのは、とんでもないところで・・・どのくらい離れ離れでいたんだろうか?もう昼だった。
あのまま別れてしまっていたら、今のような時間はなくなっていたな・・・・・
予約済みだったホテルにチェックインし、そこで色々話をし、遅刻でライブに入った。
彼氏になりたくて・・・・・
ライブであの歌を聞いて、私は 「いつか、瑞のこの氷のような心が溶けてくれたとき、本当の彼氏に私はなれるのかな?今は、まだまだ、ただつきあってるというだけで、ホントの彼氏なんかじゃないんだな。。。。」 そんなことを思っていた。
だいぶ時間はかかることは百も承知で始まった恋。
一筋縄とはいかず、紆余曲折、山あり谷ありの恋。
初めから知っててつきあってと言ったはずなのに、こんなに速いリタイヤか・・・・と、あの時、改札の隅にへたるように座り込んでしまった。
今、振り返ると、瑞があんな態度をとったのは、私のことが大好きで、独り占めしたいから私のことだけ見ていてほしかったから、、、、、ではない。ただ、いかなる事情でも、自分を放置して相手が誰で、どんな内容であろうとも、自分以外の人と話をしていることが許せなかったんだろうと思う。
自分の都合と気持ちだけを優先しているのでは、私のことなど好きではないな。
そのときの決断は、それに尽きていた。
もう、別れよう
そう送ったカカオの返事では、きっと、わかりました、さようなら、で、あっさり終わってしまうのだろうと思って送った。
でも、当時の私には、瑞だけを最優先で物事を進めていくことはできなかった。
もちろん、今だって最優先の順位は時と場合によって変動する。それは家庭がある身の人間であれば当然だろう。
瑞だって変動するはず。まさしく今が瑞の、私以外の優先順位。
今は心を開いて、恥ずかしいくらいのことまで話してくれる。
ずいぶん時間はかかったけれど、思いを受け取る、受けとりかたを知らなかったんだなと感じた。
色々あったけれど、本当に別れてしまわなくてよかったなと思う。
これからのことを思えば、このくらいでへこたれてはいけないのだろう。