昨日、夕方に珠が、電話で話せる？
と聴いてきたので、ちょうど仕事が終わっていて、出来る状態になっていたため、話をした。

実家に行って、母上と、弟君に、この残りの1年で子供達が就職したりと、自立の方向へ向かうことがはっきりしたため、長く我慢してきたけれど、離婚という方向に自分の第二の人生を生きるという話をしたと。
それについて、子供達が地元に残る可能性もあるが、自分は今いるところを離れるので、子供達のことを時々気にかけてあげて欲しいということ。父親が面倒を見ないので、今後の人生相談の相手にもなってあげて欲しいという話をお願いしてきたと。

以前から母上には、離婚したい相談をしてきたけれど、その頃はまだ子供達のことがあって、半ば反対気味だった返事も、今回はすんなりと、あれからずっと我慢してきたんだね。。。と珠の想いを受け入れ、弟君も子供達のことは大丈夫だから。あとは、自分のこれからをよく考えて欲しいとの返事で、身内から見ても夫婦の破綻した関係は修復できそうもないことは感じ取ってきたのだろうとわかったからだろう。

ホッとして泣いてるのかな。
電話の声は涙声だった。
話してきて良かった。と珠。
最後のところで、1番頼れるのは、この弟君だなと察していたので、色んなことを頼んでみたら、とアドバイスしてきた。申し訳ない。彼にも家庭はあるし単身赴任で週末しかこちらにいない多忙な人だが、頼れる人は君だけなんだよ。。。と私の勝手な思いがあった。
珠は、1年後、どこに住まいを移すのかまでは話して来なかったという。　
それは、またホントにギリギリの移転になる時に、はっきり伝えて行けばよいのだと思うし、その時には、母上と弟君と、私はきちんと挨拶をし、どのように関わるのかを話し、了承を得て来るつもりでいる。

ちゃんと話をしようと。
世間は自宅謹慎の風潮で、通ってるスポーツクラブも半休館状態になり、特別措置で休会になった。
楽しみに待ってるライブもない。
旅行の計画もできないし、この先のことをきちんと話し合えという事かな。

想いを素直に正直に伝えなきゃいけないな。

昔、といっても、数年前か。
まだ珠に出会う前の話だけど、遠距離恋愛をしていた。
あ…遠距離って言わないか。
ホントの遠距離恋愛って、東京から大阪とか？
北海道から沖縄とか？
片道2時間で行けるんだから、遠距離恋愛じゃないかな？でも、遠かった。
けど、まだ若かったから、別にそれを距離として遠いとは感じることはなかったけど、最近、年齢とか身体の自由、不自由ということを考えるようになった。
歳食ったんだよなぁ。

珠とつきあい出した頃は、関係が不安定で、いつもいつでも、破局の危機感を抱えて付き合っていて、じゅうぶん、歳食ってからつきあいだしたのに、それでも身体の自由たとかそんなことは考えてなかったなぁ。

珠は同じ県内で生活してるけど、ここから珠の自宅まで車で行くとやはり1時間半くらいかかる。
中間で待ちあわせしてもらえてるから、そこまでかからなくて済むのだけど、最近、これ10年後は無理なんじゃないかなーって考える。

長いつきあいの中で、これからふたりの方向性をどのようにしていくか？なんてことを何度も話し合った結果、子供達の自立を待って、離婚し私の住んでいる辺りへ引っ越してくるという気持ちを話してくれてはいる。

けれど、いつも寂しい気持ちになるのは何故だろう。
どこかで、珠はこちらへは来ないたろうなと感じているからかな。
切羽詰ってから、やっぱり行けない。
そう言われるのではないかと感じている。

会えなくなったら終わりだな。
きっと、身体の自由が思うようにならなくなって、会えなくなる人達も実際いるかもしれないな。