2ntブログ
FTMの彼とノンケの彼女の気ままブログ。喧嘩もHも濃厚な、ぐっと濃いブログです(*^^*)
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21:39:11
大人のおもちゃ通販大魔王
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時間が空室ありには、怪しい時間帯。
土曜日の夕方17時前後は準備中になってるのを待っていたこともあり、なかなか部屋数が多いホテルでも、リーズナブルなだけに人気もあり、空きがあるか緊張する。

信号を曲がればすぐに見える、空き状況を知らせるランプ。「空室あり」を知らせる、青いランプが非常に嬉しかった。
このホテルの難点だと思うのは、集合エントランス型で、パーキングに車を停めたら、フロントにある部屋パネルで部屋を選択。部屋番号ボタンを押して、逆側のエレベーターで上がっていくというシステム。
そして、このフロントを取り巻くエントランスホールの片隅に3つ、空き待ち用の待機ルームがあるのだが、ここが嫌い。。。
部屋パネルの脇に、下り専用のエレベーターがあるので、「さぁ~~これからだ!」というカップルと、「スッキリ~~お疲れ~~」のカップルがそこでカチ合うことは頻繁だし、その降りたところの正面が支払い口になっているというのだから、下りてきた人達同士もかちあう。
そして、待機ルームで待っていると、満室で待機している人がいるとは知らず、入ってくるカップルを見ることができてしまう。。。。

その日、青ランプとはいえ、なかなか駐車スペースに空きがなく。。。これは満室にほぼ近い状態だ!と瑞と同意見。
すかさず、最小限の荷物だけ持たせて玄関口で瑞をおろす。
「大きなバックも持ってきてね!」
「はいよ~~ランク高い部屋でもいいから、空いてるところを選んでね!」
そして私はさっさと車を停めた。
やはり残室1の状態で、次に入ってくるカップルに部屋を横取りされずに済んだ。
(フロント付近に1組カップルがいたけれど、あれはお疲れさんの人達だったのか?意気込んで撃沈で出て行ったのか?)

「やっぱり残り1つだったよ!」
「そうー?!よかったね。入れて・・・ホッ」

上り専用のエレベーターに貼り紙があり、本日の無料メニューをチェックした。
いつも、それを食べるかコンビニの弁当などにするか賭けるのだが、もうすっかり飽きてるので何を食べることになってもたいして喜びもなくなっているw

部屋に入る。
やはりランクのいい部屋は風呂が大きいので、ふたりで一緒に湯船に浸かれるのがいい。
外れの部屋があって、そこは風呂が浅くて狭いのでふたりで一緒には、少し大変。
けれど、今回はなんだか、初めてホテルに誘ったかのような、初々しさのある緊張したようなふたりだった。
初体験のアレを使用するから?それだけじゃないような・・・なんでだろう?
いつもならTVをつけ、風呂を入れ、さっさと服を脱いで、あぁ~~気持ち~~と布団に入ってしまうところだが、今回はなぜか布団に服を着たままで転がり、しばらくの間SEXについて語り合っていた。

早くふたりだけになりたかった。

早く抱きしめたかった。

自分の腕から伝わる、瑞の感触に力も抜け、瑞の細くて小さな体が自分の体にピースがはまるようにガツンと合わさるのを感じる瞬間、身動きがとれなくなる。心地よさ。
こんなに何度も唇を、瑞の顔、耳、首筋に這わせるなんて、いつぶりかな?
本当はゆっくり風呂にも入ってから全裸で抱き合おうと思っていたけれど、もうそのまま我慢できずに、剥ぎ取るように服を脱がせてしまった。露わになった瑞を見て、初めて瑞を抱いたあのころのように、「綺麗だな。。。。」と、また手が止まった・・・・
おっぱい中心に愛撫が長くなり、ジーパンとその下のものを剥ぎ取ったら、瑞はすでに大洪水になっていた。
その大洪水を放置しておくことはできなくなり、クリトリスに舌を入れた。
こんなに濡れてる瑞。。。。すごく驚いた。
そして、嬉しかった。
そして、何度もイカせた。
ぐったりしている瑞を起こし、風呂で毛剃りの儀式に誘った。

風呂から出て、すっかり時間が19時半になっていることを知り、無料のメニューをTV画面から注文した。
まずは腹ごしらえ・・・・
しかしまたすぐに布団に潜り込む。

「そろそろ、アレやってみる?」
「あ、、うん」

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瑞と出会い、ざっくばらんにSEXのことについても深く語り合えるようになり、こんなのを使ってみたい、と話したことがある。
けれど、値段が高価であり、もしも勝手に購入しても、いざ使おうと言ったら、、、瑞は嫌がるかもしれない。そしたら、ただのタンスの肥やしどころか、どこにどう保管しておこうかを悩むだけだ。
色んなタイプのシェアがあり、大きさもどのくらいなら大丈夫なのか、それもひたすら悩みあぐねて却下してきたものだった。
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あまり小さすぎてはきっとつまらないだろう。大きすぎたら痛いだろうし、入らないかもしれないし。。。。

先日、そんな会話の中、ついに購入してしまうことになり、この日にできれば使ってみたいので。。。と到着を待ち望んで間に合ったもの。
使用前にしっかりハンドソープを使って本体を洗い、未使用のタオルで拭き、ベットサイドにおいておいた。
普通のシェアとの違いは、ローターを内蔵させてあるというところ。
まずは自分が挿入しなくてはならない。
 「う、、、、これ、入らないかもしれない・・・・・・・」
やはりでかいな。。。レビューにもあったように・・・
しかし、寝転がっていた態勢を整え、ぐっと入れ込んだ。。
「やばい。。。これ、、ヤバいかも。。。。」 すでに気持ちよさがきていた。

入ったところで瑞を仰向けに寝かせ、少しずつ挿入していく。
「大丈夫?痛くない?」 確認しながら少しずつ。。。
瑞の表情も声も変わっていく。。。
なんだこの言いようのない快感。。。
瑞に入れながら抱きしめられるこの感動。。。
最初はローターを作動させずに挿入が可能なのか、瑞は痛くないのか、を確認しようと思った。
やはり重みもあり、大きさもあり、私の方が抜けてしまう。
激しく腰を振ろうとすると抜け落ちやすくなる。
でも、シェアから気持ちよさは伝わらないけれど、この一体感がたまらない幸福感だった。

二度目の挿入のとき、バイブをONにして挿入した。
正常位での挿入は、やはり早く腰を振ると抜けやすいため手で押さえていなくてはならず、それならと、松葉崩しの体位ではめてみたら、この気持ちよさと挿入の深さは凄かった!

このあと、瑞に上位になってもらったり、バックからも挿入したりしてみた。
瑞の良さがいつもよりもなんだか違った。

終わったあとのふたりは、壊れたように爆睡していた。。

続く
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18:03:55

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いつものホテル、着いてみれば空室は最後のひとつ。

よかった~~

で、シェア。。

これは、まず彼の方に片方をいれもう片方を彼女側に挿入するもの。

愼が前から欲しかったというもの。

初めて聞いたのは、いつ頃だったかな。

デンマを愼から貰ってそれほど経っていなかったと思う。

「こういう道具があるんだよ」 と。

でも、入れられるだけではイヤで、愼も気持ちがよくなければイヤだと思った。

けれどそれには、愼も挿入しなければならないわけで、それに対する抵抗が愼にあるのではないかと気にした。

愼がシェアをネットで注文してから、二人でいつ来るかいつ来るか、と心待にしていた。

ホテルに入って「これだよ」と愼が厳かに出してきた。

100均で買ったポーチに大事に保管されている。

ファスナーを空け、中から出てきたそれ。

第一印象は。。。 長い

太さよりも、長さ。

「こんなに長くて入るかな?」

二人ともいつもと違って緊張??してるのか、服も脱がずにベッドに横になり間にシェアを挟んだ状態であれやこれやと話していた。

でも、少しずつ愼との距離が近くなり。。

愼の、腕のなか、何度も何度もキスをした。

もう、すぐに意識が飛びそうになる。

抱きつくのに精一杯。ただそれだけで濡れてくるのがわかる。

愼に触れられるだけで抱き締められるだけで、反応してしまう。

愼が耳に首にキスしてくる。

セーターの中に手を入れてブラジャーを外す。

愼の手がおっぱいに触れてくる。

愼の匂い、愼の息づかい、愼に包まれている。。

私を抱き締めたまま、しばらく動かなくなる愼。

強く強く強く、抱き合う。

あぁ。。。これ、ここだよ。

ここが、この瞬間、力が抜けるけど愼を感じる。

アソコが大洪水なこと、触らなくてもわかる。

「瑞、なにここ、すごい濡れてる」

愼が言う。

そして一気に舐めてきた。

舐められて何度もイッテしまった。

そして、お風呂に入り、毛を剃る儀式w

2週間ぶりだから、まーまー伸びてる。

慣れた手つきでちょいちょいと剃っていく愼に、なんだか笑いがこみあげてくる。

最初はなんだっけ、アソコを舐めやすいのと、私の浮気防止の意味もあったそうだけど。。

毎回剃ってもらっているうちに、愼も慣れたようだw

「やっぱり、ちょっと伸びてると剃るのが大変だね」

なんて、カミソリを洗面器でシャバシャバ洗いながら言ってる。

そして、お風呂から出てご飯を食べて、、

いよいよ。。。

シェアをする。

まずは愼が先に挿入。

愼の方が太いから、入るかな?心配。。

息を詰めて見守る。

瑞「どう?入った?」

愼 「う。。。。こ、これ、やばいかも」

気持ちいいらしい!!!

入れただけで、もう、たまらない顔になっている愼。

そして。いよいよ、

「瑞、入れるよ」

「うん」 愼が上に乗ってきた。

シェアの硬い先端が当たる。

「痛かったり、イヤだったらすぐ言って」

「うん」

愼の腕に両手でしがみつくばかり。

ゆっくり、硬いものが入ってくる。 でも、痛さはない。

それよりも愼とひとつになってる感がすごい!

入り口を押し広げて中に入ってくる感触。

この広げられてグイグイくる感じ、愼が入ってきている、愼とひとつになってる感動が押し寄せてきた。

愼が、ゆっくり様子を見ながら入れてきてくれてるのがわかる。

少し動かすと抜けてしまう。

でも、思っていたほど抜けてしまわない。。。

と後で聞いたら、愼が自分の方は片手で押さえていたんだって。

ん~それじゃ、集中できないよなぁ。。

なにかしらいい方法はないものかな??

私の方も動かしていると時々スポンと抜けてしまう。

二人揃って抜けてしまった時なんて、見たらどっち側もびちょびちょに濡れていた。

「上に乗ってみる?」

と言われ、愼の上に乗ってみた。

でも動かしかたがよくわからない。難しいなぁ~~

バックからもやってみた。 最初入れたとき、普段当たらない場所に先端が当たって、うわ~~ってなった。

痛いというか、ピンポイントで奥に当たる。

私がイッチャッタあと、愼はデンマで。

やっぱり、シェアではいけなかったそう。

そのあとは二人揃ってぐったりで、

すぐに眠ってしまった。あー、この眠り。。

こんなに体ごと沈むみたく眠れるのはこの瞬間だけ。

幸せ。

愼の寝息を聞きながら、目を閉じる。

なんて穏やかで幸福な時間。

なによりも贅沢なひととき。

この時間があるから離れていても立っていられるのかもしれない。

続く


12:48:40
前日の夜から雨だった。

わかっていたこと。土曜日は雨だって。
でも、この2週間を待つ、という免疫がない我々には、雨だろうが雪だろうが、どうにもこうにも会わずにいられない。

待ち合わせのパーキング到着。
顔を見て、「髪が伸びたな~~」今日はなぜかいつもよりも女っぽくみえた。
この2週間、まったく喧嘩をしなかったわけではないが、やはり多少イライラすることもあった。それは、会えないから。
ただそれだけで・・・・・

会えなかった二週間を、ぐっと我慢してようやくこの日を迎えられるということに、感謝の想いと、大事にしたい思い、色々な思いやりと優しさを交換している空気が車内に広がっていた。

毎週会えることに、どこか傲慢になっていたのかもしれないな。
本来は、毎回こうでなくてはいけなかったんじゃないのか?
ふと、「スケベな人は髪が伸びるのが早い」という都市伝説の話をしながら感じたことだった。

今回のデートコース その1=水族館
朝いちばんで入る予定だったけれど、結局雑談が好きなふたりには、時間の許す限り、ばかな話で笑いあってるのが好き。
水族館に入れば、いきなりくだらない話で笑っている。
ほかの家族やグループもかなり賑やかに鑑賞しているので、割と平気でゲラゲラ笑ってみていた。

おじさん という名の魚
おじさん?
ネーミングがいいな~~~髭生えてるよ。
おばさんはいないのかな??
おじーさんもいるとよかったね。
水族館は、毎度くだらない会話をしながら、魚に失礼じゃないのか?と感じることまで話して歩く。
大型水槽は、やっぱり何度行っても、あの場所、あの一角で、ぎゅっと抱きしめたいと思ったけど、逃げられた( ノД`)そんな記憶が残ります。今となっては良い思い出。
大型水槽の前のベンチに座り込むと、きっと時間に制限さえなければ、いくらでも座ってしまいそう。

「自宅にこんな大きな大型水槽があったらどう?」と尋ねる。
「え?!すごくいい!」 
「いいの??ここにベットがあるんだよ。」
「え?ここなの??・・・・・いつも見られちゃうねw」
「おお!あいつら、今夜も始まったぞ!じぃーーーーーーーー」

水族館という場所は、遠足にもなるところなのに、なぜ我々の会話は不謹慎なのだろう。。。w

あまりにゆっくりしすぎて、懐石料理の予約をしたホテルにチェックイン予定を30分すぎてしまった。
到着してフロントにチェックインし、部屋に通される。
こんなに広い部屋にふたりだけで昼懐石だなんて贅沢だな。。。。
昼懐石
すっごい満腹でゴロゴロタイムもやってくる。
ここで、なにを話していたんだっけな~~?
すると、いきなり瑞が 
「この中から間違いさがしをして!」 と自分の目の前あたりを四角く手で囲む。
「は?間違い探し?なに?」
「はやくー!この中!」
言ってる意味がよくわからず、とりあえず起き上がってみた。
あれ?なにか小さな紙袋が置かれている。
「これなに?」
「色々もらったから~」
「え?なんかあげたっけ??」
「服とかさ。。」
そんな、自分はもう着ないけど、もったいないからあげた服だけなのにな。。。
中を開けた。

こ、これは!!v(o゚∀゚o)v

はにわじゃないか!
はにわ
以前、かわいくてほしがった、はにわの置物。。。
すっごいうれしい~~!
タイトルが、踊るふたり?そして、猿。
覚えていてくれたんだー!うれしかった。
ちゃんと、ほこりがかぶらないように工夫して飾れるように、大事にするね!ありがとう!♡

本当は温泉付きの予約だったけど、結局温泉には入らず、というか、最初から入れないな~とは思っていたので、そのままこのホテルをあとにし、瑞の靴を見にでかけることに。。。

9月オープンしたばかりの店。
きっと、なにかが閉店して、そこに店を作ったんだろうな~~
なかなか店を見つけられず、ちょっと時間のロスでしたが、どうにか到着し、以前からネット注文しようか迷っていたブランドの靴を見つけることができた。
実際に欲しがっていた実物を見ることができたのだが、なぜか瑞は「ん??」という感じであまり積極的ではない。
別のブランドの似たようなデザインの靴も履いたりしたが、結局、私の感想としては、瑞のいつものファッションにコーディネートするにはあまり出番がなさそうな靴ではないかな?と思った。
それよりも、もっとこういう方が瑞は利用頻度は高いのではないか?と思う靴を履かせてみたりして、あ~やっぱり「普通」の感じがもったいなく、「変わったデザインのほうが似合う」 だった。
2万円出費の覚悟を決めてきたけれど、1万円で済む、もっとよく似合うブーツがあってとても良い買い物ができた結果となった。
写真でみると「普通」に見えるが、これは二色使いのロングブーツでスウェードの生地。
スラット細くかっこいい足をしているので、足を出しても全然いいのだけど、ブーツというのはかっこいい足でないとキマらない。
すると!あろうことか、店員さんに「これにします!履いて帰ります!」といっている。
ちょとびっくりだ!
雨上がりの夕方とはいっても、まだまだ水も跳ねるし新品の靴をおろすにはもったいない。
店を出るとき、「店員さん、防水かけてくれた?」と聞くと、「え?たぶん、なにもしていない。。。。」という。
これはだめだ!長く愛用するには、新品を初めて使うときこそが肝心。
また店内に戻り、防水スプレーを購入し、瑞のブーツにかけてあげた。本当はスプレーして、しばらく置かないといけないけれど、、、、もう履いてるので仕方がない。

この後はコンビニへ寄り、食べたかったプリンを調達。しかし、妥協のプリンだけど。。。
飲み物も調達し、いつものホテルへ向かったのだ。。。








10:48:54

昨日は結局1日雨降りだったなぁ。

久しぶりの愼。 2週間ぶりにやっと会えた。長かったなぁ。

この日を待ちわびて、毎日をようやく乗り越えてきた気がする。

朝イチで娘を部活に送って、そのまま待ち合わせの場所へ向かった。 ここから一時間ほどの所。

それにしても今日はよく降るなぁ。

地元はどしゃ降り。

待ち合わせの辺りはどうだろ? 愼の家の辺りはどうだろ?

とにかく安全運転で! 雨の日の運転は緊張する。 最近は事故のニュースをよく聞くし、ノロノロでもいいから、安全第一を心して運転していくっ!!、、、と、ハンドルを握りしめて東名へ。

途中、愼からのカカオメッセージ着信の音が鳴る。

「あ、『今から出る』の連絡かな?」

時計を確認しながら思った。

慌てて開かなくてもなんかわかる。。。

きっと愼も同じだろう。

そんな落ち着いた私たちになっていることに、ふと気づいてあったかい気持ちになった。

もしも緊急事態が起こって急遽予定変更などになったのなら、気づかせるためもっとたくさん鳴らしたり電話をかけてくるだろうから。

この一度きりのメッセージ着信音は、『出るよ~』ということなのだろう。 予定よりも早く地元を出発できたおかげで、30分ほど早く待ち合わせ場所に着いた。

ここは思っていたより雨が小降り、空が明るくなってきたからもしかしたら今から晴れてくるかな?。。なんて空を見ながら愼を待つ。

2週間ぶり。。会いたかった。顔を見たかった。隣にいたかった。空気に触れたかった。電話をすれば声は聞けるのに、そうじゃなく声が聞きたかった。

愼を確認したい、という気持ちなのかな?

ドキドキを押し殺して愼を待つ。

いつものように『東名をおりた』というメッセージが届いた。

信号で止まるたび、『今○○』『混んでる』『もうつくよ』と、メッセージを送ってくれる。慎が近づいてくる。

そして、慎の車が駐車場に入ってきた。

「おはよう」「おはよう」

いつものように車に乗る。助手席に座る。

不思議だな、2週間ぶりなのに2週間ぶりな感じがしない。

隣に座った途端二人の空気が混ざり合ってあっという間にひとつになってしまう。

あ~~、やっぱり慎だ。慎の空気だ。

慎だけじゃない、私だけじゃない、二人の空気が優しく優しく解け合って、私たちを抱いて受け止めてくれる、そんな感じ。

愼は昨日パーマをかけてきた♪ パーマをかけているのはわかるけど、違和感なくて馴染んでる。

もともと軽いくせっ毛の愼なので、最初からとてもよく似合う。

前髪を心配していたけれど、むしろパーマをかけた方が前髪もおさまってるみたい。想像通りよく似合う。かっこいい

水族館に行かなきゃいけないのに、そのまま車の中で話し込んでしまったww

新しく買ったスマホケースのラメが取れないようにと慎がレジん液を用意してくれてそれを塗ってくれた。

「2週間会わなかったら、瑞の髪がすごく伸びた気がする。スケベな、証拠だ」

なーんて慎が言ったのをきっかけに、

*髪が伸びるのが早い人はほんとにスケベなのか?

をネットや知恵袋で検索したり、

その流れで性欲診断みたいなチェックをやり始めたりwww

一緒にいると時間なんてあってないようなものだな。。。

楽しくて笑えて話して、、

でも、結局いつも最後には、その時間に縛られて振り回される。。 「行くか、もうこんな時間だ」

まずは最初の目的地、水族館へ。 ここは、付き合い出してすぐくらいに二人で行ったところ。

その時にクラゲをいたく気に入った愼が、しばらくクラゲについて調べていたっけ。

サメやエイや魚たちが泳いでいる大水槽を見ながら、

「前来たときはここで瑞に近づいたらスッと逃げられた」

と慎が言う。思い出として慎がずーっとそれを言ってるんだけど。。。私としてはまったくそんな覚えがない。

むしろ『なーんで何もしてくれないのかなー』と思ってたんだけどな

魚たちが可愛くて、見て回りながら慎とたっくさん笑った。

「あの子可愛」「同じ種類でも顔つき違うね」「あーあれは悪そうな顔してるなー」「あ!あいつら仲いいね」。。

なんて、どの水槽を見てもなにかしら物語が出てくる。

土曜日のせいか子供連れが多い。団体さんも、多かった。

気付けばもう予約したランチの時間!!

「やばいっー!」 と慌てて移動。

まー、水族館から車で5分くらいのホテルだから、とりあえずセーフ!

個室で懐石ランチ。

部屋に通されたら、広い和室に豪華な料理でびっくり。

一人用の釜でご飯も炊いてる。

炊きたてが食べられることに感激!!

そしてそして、お刺身の美味しいことったら!

しかし、プリンが食べたかった慎なのに最後のデザートがコーヒーゼリーだったのがちと残念?!

wwwゴロゴロする慎。完食で満腹~~!

ほんとは時間内なら温泉も可なプランだったけど、料理食べてゴロゴロ話をしていたらもう、時間。

貸し切り温泉じゃなければ、入りたくないし。。

だって、慎が他の女の人と一緒にお風呂入るなんて、他の女の人の裸を生で見るなんて、私と一緒でもぜっったいいや。

予定の時間より少し早かったけど、ホテルを出て、

このあとは私が前から欲しがっていたブーツを見に、市内の靴屋さんに行く予定。

ところがこれが!場所がなかなかわからなくて、ナビで案内された行き方では辿り着けなくて、到着がなかなか難航し。。。

渋滞しているし、知らない道だし、愼も困ってるだろうなぁ。。

なのに、ぐるぐる回ってくれて調べて何度もやり直して向かってくれて、「欲しいブーツを瑞に履かせてやりたい」という愼の気持ちがすごく伝わってきて、嬉しかった。

「ここにあるよ!」と欲しいブランドを置いてある店を調べてくれたのも、愼。

いつも私を喜ばせてくれようとして、

「瑞が幸せでいつも笑顔でいられるように」と、考えてくれている愼。

私は愼の隣で暢気に笑っているばかり。

頼もしいいっつも!手放しで頼ってしまう。。

欲しかったのは編み上げブーツだったけど、狙っていたブランドのものは履いてみたら私の足には合わなかった。

せっかくの形が崩れてしまうし、んー。。なんかピンとこない。

ぜんぶで4足履いてみて、結局ロングブーツを買いました。

「瑞はもっと冒険した方がいいんだよ!服でも靴でも変わってるのがにあうんだからさ」 と慎。

前から慎には、そう言われている。

慎が今日履いているブーツも買ったばかりの新しいもの。

歩くと足裏部分が赤色。だから黒のシンプルなデザインの革がとってもよく映える。すごくかっこいい~~!

お会計を済ませて外に出ると

「なんだ?防水スプレーやってもらってない?」

と、慎がまた店に戻って防水スプレーを買ってくれた。

「やるよ、これかけるだけで全然違うから」

と防水スプレーをかけてくれた。ここまで気がついてくれるのー??慎。。

もう日は傾いて西陽が射してる。 いつものホテルへ。。。

今日は新しい道具があるー

ずっと慎が欲しかったもので、ネットで慎が注文してから、二人とも到着を楽しみにしていたもの。

考えるとドキドキする。 実物を見るまでは、なんだか現実じゃないみたい。 ドキドキドキドキ。。。しながらいつものホテルへ、むかった。 続く


プロフィール

愼

Author:愼
愼(しん)
FTM(性同一性障害=戸籍女性)

趣味嗜好:LIVE参加 寝る エロ

瑞(たま)
愼の彼女 
趣味嗜好:犬と遊ぶ 虫の観察 甘いものには目がない デンマ
特技:愼を怒らせること エロ

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