2017/02/12
14:39:02
会いたくても会えない日が続いていた。
途中、この日だったら、もしかしたら・・・と期待していた日も裏切る結果になってしまって、これは今日は到底会えないと決まったとき、こちらから送信した、「やっぱり無理だ。会えないや・・」と送ったメッセージも、本当に落胆して、がっかりして、このメッセージがどこかでひっくり返って、「やっぱり行けるから!」と再送信することができないものか・・・・と考えていた。
けれど、それはやはり無理なまま。。。。瑞から、「用事が済んだので、このまま家に引き返すね」というメッセージが届いたとき、私は心の底から、「お願い。。。。待って・・・・」と言いたかった。
けれど、このあと、翌日の朝も瑞は早朝出発しなくてはならないことが決まっていたので、私の都合で遅くまで引き留めることはできなかった。
あの日。。。。どうしても会いたかった。
会えない日が続くことは双方の問題が、自分ではなく、お互いに家族の問題を抱えてのことなので、無茶は言えないのだけれど、でも、会えないのがこんなに続くことが限界に達していた。
その後、瑞は長かった自粛からの解放へと向かった。
私はまだ、完全な解放とはいかないものの、峠を過ぎたことは確かだった。
もしかしたら会えるかも?という日を逃し、結局11日の土曜日までお預けが延期になり、やっと。。。。やっと11日を迎えた。
私は、11日を迎えるまで瑞がよそよそしく感じていた。
あまりにも長い自粛生活に、もう慣れてしまったから、会えなければ会えなくても平気になったんだろう、、、、そんなふうに瑞を感じていた。
11日も会えないってなっても、瑞は平気なのかもしれないな・・・・・「あ、そう。じゃぁ、仕方ないよね!またね!」とあっさり言うのではないだろうか?とも思った。
11日朝・・・・
瑞は下の子供を部活に送り、そのままの足で待ち合わせに向かうので、時間は何時くらい、、、という話が前日にあり、私はそれに合わせて向かうよということで電話を切っていた。
私は11日の朝、自分がおかしかった。
そわそわしているような・・・ふと座り込むと、ぼーーっとするような。。。。
いいことと良くないことが一度に押し寄せてるような、二重人格のような・・・・・
そんなことをしていて10分ほど出遅れた。
瑞がすでに高速に乗るという連絡。
あ!しまった・・・・・なにをのろのろしていたか・・・・・先に行って待っててあげたかったのに・・・
15分ほど遅れて待ち合わせ場所に到着した。
瑞が私の車に乗った・・・・瞬間・・・・・
瑞は私の顔をひねったり、引っ張ったり。。。。そうしながら、うるうるして泣き出した・・・
私は、ああ!!!なんということ・・・・・と自分自身をすごく後悔した。
自分をすごく攻めた。
私のことなんて、どうでもよくなってるんだろう、などと不貞腐れてみたり、やけくそになってみたりしていたけれど、この瑞の姿をみることで、私は自分が間違っていたことに気づき、本当に申し訳ないことを思っていたんだと深く反省した。
ごめん、、、バカなことばっかり思ってて。ホントにごめん。。。。
そう思いながら、言葉を失っていた。
長く会えなかったという空気は消えて、先週も、何度か一緒にいたかのような空気に包まれていた。
いつものホテルに入り、私からは1月末のときのお土産などを渡し、思いがけず、瑞からもプレゼントを渡された。
「なに?なんのプレゼント?」
「これはなに?」
いちいち聞かれて、瑞も困っただろうに・・・w
1つ、瑞が、出し惜しみするように、「ひとりで見て」とか「ひとりで使って!」とか、それはどういうものか、、についての質問の回答が、妙に意味深で、これ、もしかして、エログッズか??と思ったのだが・・・・・
それをもらって、中を見たら!!
エログッズだなんて、なんという失礼なことを言ったのだろう・・・また本当に反省した。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
それは、瑞が手作りで編んでくれた、スヌードだった。
手芸なんか苦手で、嫌いで、やりたくもないだろうに、肩もこっただろうし、背中も痛かっただろう。
そんなのやる暇だってなかっただろうに・・・
私のために手作りしてくれたんだと思ったら、「なにをこそこそしてるのか?」と言ったことがあったけれど、それさえ、それを作っててあまりカカオも来なかったんだろうなとわかった。
色々な反省を見せつけられる久々のデートに、ごめんね。。。の気持ちが大きくて、本当にずーーっと抱き合っていた。
久々の瑞の肌・・・・・肌を重ねたときに、ほっとするのはいつもだけれど、ホッとするというものを超越した言葉にできない、感極まる気持ちで硬直していた。
瑞だ・・・・・・・会いたかった。
瑞・・・・・・・会いたくて会えなくて、イライラしていた自分を反省する。
よかった。またこうして会えて、抱きしめた感触で言葉を超えた。
こんなにずーっと抱き合ってた日もなかったんだろうな。
何度も何度も、もうイッテるのに、まだ続けて何度も・・・・
自分ですごいなって思うくらい、いつまでも腰を振り続けていた。
停められなかった。ずっとこうしていたいと思っていた。
シェアで何度も何度も、、、だったけれど、今回はシェアの出番がすごく多かった。
やはり、アレを使って抱き合うのは最高に至福の時間のように思う。
午前中にシェアを使ったあとは、ぐったりして知らぬ間に眠ったが、気が付いて時計を見ても、そんなに長いこと寝ていたわけではないが、深くしっかりした睡眠がとれた。起きればまた・・・・・・どうしようもないんだな。。。この幸福感。
ずっと一緒にいたい、その想いがずーっと続くのはしんどすぎる。いつかは、ホントにずーーっと一緒にいられるようになりたいと思う。
やっと会えた1日も終了。
また次回まで離れ離れの現実の世界がある・・・・
「人の心までは縛れないんだよ!」と私は瑞に言ってきた。
人の思想、心までは、どんなに行動を制限できても、そこまでは縛ることも覗き込むこともできないんだよ。
けれど、私は心まで捕らわれの身。
その心で私も納得している。
だから、一生捕らわれの身でいいのだ。
それが私の幸せだから・・・
昨日を振り返り、瑞の表情の1つ1つを思い返して、会いたさはまた加速する。
もらった手作りのスヌードを見て、「これを作っていたの?!」 と言ったとき、
「うん。こそこそなにをしてるんだって怒られた・・・・」 と言ったとき。瑞は私の背後に隠れて顔を隠していたけれど、でも、そのときの表情ははっきり伝わっていた。
瑞の色んな気持ちがこもっているスヌードだというのも感じた。
そして、本当に人を愛すると、ここまで相手の幸せを考えて、場合によっては自分が身を引かなくてはならないのかもしれない・・・ということも辛いながらも覚悟したり、それもありかもしれないなと腹を括ったりすることも出てくるんだなと感じている。
誰にも渡したくない。盗られたくない。どこへもいかないでここで、私だけの瑞でいてほしいと思うのに、、それが私といることが、瑞の最高の幸福ではないとしたら、最高の幸福を見つけたときは、応援しなきゃいけないのかな、、と感じることがある。
果たして、本当にそんな場面に出くわしたら、自分がどのようになるのだろうか?は、現実になってみなくてはわからないものだとは思っている。