彼に、死んで欲しくなかった。
どこかで、ずっと生きていてほしかった。
たとえ、映像では見られなくなってしまうところへ行ってしまったとしても、生きていることだけわかっていたら、それだけでよかったのに。

最近、よく思う。

人は誰にも、無様な姿とか、だらしない所とか、絶対あると思うけれど、そんな見せられない姿を見せられる相手がいるという感謝。
そんな姿を見せても、それでも受け止めて、大切だと、好きだと、そう言ってくれる人に巡り会えた奇跡を大切にすると共に、感謝しかないなと。

人生の修行を乗り越えよう。
また来世でも、人として巡り会える奇跡を信じて。

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