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FTMの彼とノンケの彼女の気ままブログ。喧嘩もHも濃厚な、ぐっと濃いブログです(*^^*)
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16:13:18
払拭できない思いがあります。
自分がFTMであるということがすべての原因で、そのために永遠の愛を手に入れることなんかできないんじゃないかっていう・・・
思い込み。
性格とふたりの相性の絡みでしかなく、何年つきあってたら大丈夫なんだなんてものはないんです。
瑞が一生私でいいなんて、私だけそばにいればいいだなんて、そんな「永遠」はあり得ない、そう思っている自分をわかっています。瑞から言わせれば、「私は信頼されていない」ということになるでしょう。
「あなたの愛は信じられる」なんて感じたことある人ってどんだけいるんだろう?
いつも誰かに横取りされやしないか?とか、心変わりしちゃうんじゃないか?とか、いつもいつもそんなことばかり気にしてたら、交際なんて疲れちゃってできないよな・・・・

瑞は今年の春に職場を異動になり、また新たな人間関係が生まれました。
私は瑞に出会ったころから、瑞にあまり人間関係が豊富にないことを気にしていました。
私の交友関係に比べると、本当に少なくて、それは当時の働き方にもその影響はあったのでしょうけれど、なんだか本当に大切に思いあっている友達もなく、うまくいいように利用されてるのでは?とも感じるつきあいが、そこかしこに見受けられていました。
もっと、交友の幅を広げて、あまりよくない人間関係とはきれいに自然に切れるといいなと思っていました。
そう、瑞自身が変われば合わない人とは会わなくなって縁も切れていくはず。
今でもその気持ちは変わらず、もっといろんなひとがいるんだってことを知ることは、自分の視野を広げるためにも大切なことであるし、色んな職種の、色んな社会性のある人達とご縁があればいいと思います。

異動して2か月経過しました。同じ職種でも在籍するところによって、いろいろ作法は変わりますが、それに慣れないせいか、ギスギスしているなーとは感じていました。
表情も明るくはないし、発言も聞いていて興味深くなるような内容でもなく、私は一緒に過ごす時間を少々退屈に感じていました。ズバリ、同僚の悪口だらけになっていきました。
1日一緒にいても、どれだけ悪口が時間を占めていただろうか?いつのまにか、私は瑞の話を半分以上聞いていないことがありました。相槌すら打たなくなりました。
「会いたいから会うんじゃないの?なんで私の知らない人の悪口聞かせるの?それなら、私とわざわざ会う必要なくなったよね?その悪口を聞いていて一緒に同感したり同調したりして、即座に理解してくれる同僚に話せばいいじゃないか」と、思うようになっていました。
「あ・・・・瑞は休みの日に家に居たくないから外に出る口実がほしかっただけなのか。別に私じゃなくても暇つぶしのアイテムになってくれる人がいればそれで埋まるんだ。。。」
スケジュールが埋まっていないと不安になる人が存在するように。瑞もそうなんだろう、と。

前の職場でも、泣けるほど嫌な人がいて、その人と一緒に仕事をするのが苦痛でたまらないと言ったとき、私は「異動願を出して、もうひとつの職場へ移ればいい」と言いました。そうすることで、少しでもストレスが軽くなるのであれば、と。
しかし、言いながらも、どこにでも合わない人は存在するのだし、どこへいっても、次はもっと別のことでストレスを感じることが必ずあるんだけど・・・・と思いましたが、真剣に仕事に取り組んだことがない瑞には、はっきり言って経験させていくしかないと。
100%自分の気持ちがいいような職場なんてあるわけがない。自分で会社でも設立させて社員を雇えば、もっと気持ちがいいようになんて仕事はできなくなるものだ。それもこれも、現実を知らない瑞にはとにかく話したところで無駄なことだった。

結局、異動先に入ってみても、同じように嫌でたまらないことが早速出てきた。
「我儘なんだってば!そのくらい、みーーんな我慢できてることなんだってば!」
叫んでも届かないね。わかるわけがない。
泣け!苦しめ!それで自分の課題にいつか気が付くだろう。

異動して急に元同僚と会食の日が増えだした。
最近は、異動しなきゃ良かったと言わんばかりの言葉も出ていて、あっちのほうがここがよかっただの、こっちはこんなんだから嫌だの、比較してできることなら戻りたいと思っていることも感じ取れる。懐かしくてみんなと居たころに戻りたいと思うからか、「相手からLINEが来て・・・」と私には言うけれど、どうせ自分からLINEしてんだろう。今の職場のこんなことが嫌で、この人が嫌いで。。。そう話せば、ほかの人は異動の経験もあったりで過去にそこで働いていたからわかる人もいれば、瑞が嫌いな人と言ってる人物のことも、一緒に仕事したことがあるからわかるだろうし、とにかくこのストレスを受け入れ、聞いてくれるであろう元同僚に話を聞いてほしくてたまらなくて、そうやってこそこそLINEをした結果、じゃぁー食事にでも、という展開になったんだろう。私にはあたかも、周りの人が誘ってきたという言い方をしたけれど、瑞が誘ってることに気が付かないわけがなかった。そうでなければ異動する前から、もっと沢山出て行っただろうに異動してから急に増えたのは自分が声をかけているからなんだ。

あまりにもそのその会食は連続で回数が増えて行った。
ついには、私には「いつになるか決まってないけど、近々には行く」とだけ話、当日になるまで計画を話さず出かけて行った。
ピンときた。
元同僚のたぶん、「アノ人」に会いたいんだ。メンバーという複数を表す言い方をしていたけれど、目的は「アノ人」だ。
ふたりきりで出かけるんでしょ?と聞いた。すると、「3人」
は?たった3人?メンバーって、3人ぽっち??
そして、よくよく聞けば、「アノ人が呼んだもうひとりと、私。」「もうひとりは、別にいてもいなくても私には別に。。」
それみろ!どうでもいい人が欠けても、アノ人がいればそれでいいんじゃないか。
私がピンときて、こういうことになってることが、気持ちの中に言えない何かを秘めているんじゃないのか?と問い詰めたので、「アノ人がふたりで行こうと言ってきても、私は行かないよ」と言ったが、いやいや、私がボケーーとしていて、黙って、はい、いってらっしゃーーい!と気持ちよく送り出していたなら、ふたりきりでも会ったはずでしょう。会うって!そりゃ・・・

私は瑞には、私に言えない本心が、アノ人に傾きだしたことを感じていた。
同じ会社の社員で職場が違うだけの同僚であり、一緒に働く人にLGBTであることを告白する勇気はない。それは私も同じなのでわかる。それを言ってしまったら、アノ人と食事にでかけることなんかできなくなるし、白い眼で見られて話しもしてもらえない。もしかしたら、誰かに噂話で流されてしまうかもしれない。そしたら、仕事もできなくなってしまう、。。メリットなんかどこにもない。言わないまま、こうしてLINEしたりたまに会えることで十分だと割り切るしかない。
万が一、告白して気持が通じたとしても、彼女は既婚者で家庭があり、将来のことは最初から夢さえみることはない。特別な感情に蓋をするしかない。瑞はそう決めたんだろう。

「私は彼女に恋愛感情なんかない。恋愛対象としてみたこともない。気持ちが悪い」
そういった。
気持ち悪いように思う人に、LINEしたり食事したりなんてしたいとも思わないんじゃないのか。

いつものことではあるけれど、喧嘩の原因は、大概こういった、瑞の気持ちが揺れたのではないか?といった内容であって、私がズバリを叩きつけ、弁解するのが瑞。
けれど、いつだって最深部のところがクリアになることはない。
今回も同じく。瑞は話題をすり替えて、いつだって私が悪者だったから喧嘩になったかのような話のすり替えをし、私が浮気でもしたみたいな話にされていく。
それで気持ちがすっきりしたらしく、晴れやかな顔で現れた土曜日。
もやもやが残ったまんまなのは、いつも問い詰めだした私に残る。

攻撃されたら、攻撃してやらないと気が済まない性格の瑞。
追及しだした私の言葉が弱くなればそれでOKだと勘違いしている。
なので永遠に払拭できない。
重ねていくのは不信感ばかり。

瑞がすっきりしたのには、もうひとつ理由がある。
「私、なにか悪い霊でも背負ってるんじゃないかな?」と6月に入ってからずっと言っていた。
私も瑞に会いたくないと感じたころと同時期だったのだけど、それは、瑞の顔つきに嫌気がさしていた。
人の悪口を言うために集まって、ボロクソ言ってはゲラゲラ笑って。。。そういう瑞が会いたくてしかたがないメンバーとの会食などから、人格が歪んできていることに、瑞が全然気が付くことはなく、私が「へし曲がった口」という説を唱えることで、「悪い霊がついていたんじゃなくて、悪かったのは自分自身だったんだ」ということにやっと辿り着いたからだった。
「悪口を言ってゲラゲラ笑うのが楽しいと思う人間とはつきあいたくない」
はっきり言った。
「私はだいたいいつも、聞いてるだけなんだけど・・」
嘘ばっかつくな!中心になってボロクソ言ってるくせに。
「そこにいただけで同罪だよね・・・・」
ズルい女だなと思った。
首謀者、主犯格のくせに・・・
恰好ばかりつけて、嫌われたくない態度をとる姿。
一番の赤鬼だってバレバレだよ。
「人の悪口いうひとは、必ずどっかで言われてるよ。ひどく言われてるんだろうね」

散々、逆に瑞にむかってボロクソ言った夜だった。
隠れてこそこそ悪口大会やるような人間とまとまりたければ、まとまればよし。
類友という言葉もあるように、そういう人種で固まればいつでも楽しいだろう。
言いたいことがある相手には、面と向かってどうなんだ?!とバシッと聞く私には、影口を叩くタイプの人間とは反りが合わない。
類友とはほとんど、心が揺れる相手にはなるケースは多いんじゃないかな。
理解してくれる人というポイントが高いものがあるからね。
でも、私が求める彼女、それは対等でいたい。
なのに、そんな底辺の会合に心が躍っているような女じゃ対等とは感じない。
たいした人間でもないくせに、人のやること、言う事が気になってしかたがないなんて、どんなプライドなんだ?

私は、こんなじゃもう、つきあっててもしょうがないな、とさえ思ったので、別れてもいいから、アノ人が気になってるんだってことを、まだなにも始まってないからとかいうズルい理由じゃなくて、自分だけの気持ちであっても私に話すべきじゃないのか?と言った。

瑞は、今後もこういうつきあいかたを私にしていくんだろうな。
なぜなら、自分の感覚や決めたことに自信が持てないから。
私のそばにいれば、きっとそれは間違いじゃないという、それだけは正しいと思ってるんだろう。
迷うことが日々の生活の中で出てきたとき、私が答えをだしてくれ、それに従えば間違いはないと思うんだろう。
ほかに好きな人が出てきても、そっちへいくより、このまま私と続けていくことを選んだほうが正しいと思うんだろう。

ブス三匹悪口大会、鬼会合は今後も続くんだろうけど、きっと、私には黙ってか、嘘をついて参加することになるんだろうな。
アノ人への気持ちを封印し、戸籍男ではないこと。からだの関係を持つことがない場面であればそれは浮気ではないとでも思っているんだろう。
私が本当に浮気してしまったら、瑞はどうするんだろな?・・・




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