昨日、愼のところで
ピザを宅配してもらって食べた。
ピンポーンってチャイムが鳴って、
「はいー」
って愼が出てって、私もあとからついてって、ピザを受け取って、
用意していたお金が足りなくて、
「あと2円」
なんて言われてww
お財布持ってきて、中から出して。。
「ごくろうさま」
っていう愼の声を後ろで聞きながらリビングでピザ食べるしたくして。
幸せ!を勝手に感じてた私。。
愼という人は不思議な人だと思う。
ここのところの愼の不安、寂しさ、訴え、、
そんなことが全部まとめてこの週末喧嘩になった。
少し前から、愼の心にはモヤモヤがあって、その大元の原因はもうずっと前から積み重なってきたもの。
「温かさがほしい」
「冷たい女はいらない」
って、ずっと言われてきていて、
私は
なんでかな。。こんなにいつもベーーッタリしているのに、どこが温かくないのかな?
って言われるたびにわからなかった。
愛情も変わらない。
浮気心もあるわけじゃない。
愼はなにをさして言ってるのか。。。途方にくれてた。
土曜日は私は出勤、愼は休み。
私の方はそのあと夜に歓迎会があり帰りが遅くなった。
愼は家族と出掛けていたみたい。
温泉入って、整体して、夕飯を食べて。。
私の家では考えられないことだけど、
お父さんお母さんとも同居の愼の家では普段のこんな家族サービスが、自分の自由行動時間のためにも必要なこと。
その日の帰り道。
カカオで「もうお前とは会わない」
と言われた。
「これだけ、不安だ、寂しい、と訴えているのに安心させてくれようともせず、放置している。気持ちが冷たい。」
「もう、いくらいっても変わりっこない。もうあきれた。、やり直す気はない!」
と。
私は愼といるとほんとに、ホッとするし楽しいし、いつも浮かれている。
大好き。
愼が私を呼ぶ声も、
時々悪そうな顔するところも、
「それは全部俺がお前の気分のいいようにしてきてあげたからだ。お前はそこに乗っかってるだけ。さぞや気分がいいだろうよ。だけど、俺は?なんの返しももらえず、与えるだけなんてそりゃあ、イヤになるのも当たり前だろ!」
次の日、日曜日。
私は休み、愼は仕事。
愼の町まで約1時間半。
やはり行こうと、決めた。
愼の仕事が終わる時間が15:00くらいだというのはわかっていたから、
それまでに着けるよう。もしもキャンセルなどで手が空けばもっと早く終わりになるかもしれないから、できればお昼くらいまでに着けるよう。。
で、10:30ころにこちらを出発した。
会ってくれるかわからない。
もう逢いたくない、と言っていたな、、
それでも、行かないといけないと思った。
一方通行の話はイヤだ!
そう思ってとにかく会えるかわからないけどむかった。
着いたのは12:00過ぎくらい。
愼の店の近くの公園に停め、愼からのカカオを待っていた。
「ほんとに自己中だな」
「いかない!」「会う気はない!」
「若い頃の時間と違って、年を取ってからの10年ってほんとに貴重だ。俺はその貴重な時間を無駄にしたくない。後悔しないような相手と手に手を取って幸せになりたい」
愼はそう言った。
私の無理矢理で強引でしつこい態度で、会って貰えることになり、愼のお店に入らせてもらった。
愼が私に言った言葉、言えば言うほど愼が悲しそうな目をする。
なんでそんなことをいわせてしまったんだろ。。私。
愼が欲しがっていた『温かさ』
って、ただそばにくっついていることじゃない。
体温の温かさじゃなく心の温かさ。
『体温』じゃなく『心温』みたいなもん。
しかも、私の。
一般的にいわれるよーな、優しさを表現するんじゃなくて、私だけの温かさを欲しがっていたんだ。。
そこまで、、そこまで『私』でいいんだ?
そんなに、『私』でいいの?
そして、改めて色々な話をした。
過去の彼女の話から、
私の過去の恋愛のことから、
これまであった思出話。。。
話ながら
なんて、静かに穏やかに話せるようになったんだろ、、って思ってた。
以前はざわざわしていたような話題でも、今はうんうん、って話せる。
疑問があれば、そこを聞き返せる。
そして、今朝になって
愼とカカオで話した。
「お前は自惚れに近いくらいに俺の愛情を信じているんだな」
と言われた。
愚痴も不満もマイナスだとは思っていない愼。
それすらも相手の一部だとして、知りたがる愼。
そういうことなんだ。
人を理解して、人と付き合い、愛するって。
私はもっともっと、愼を知りたい。
だから、もっともっと、私の心の温度が届く位置で寄り添って、心を見せて、
愼の心の奥まで見たい。
「お前の心がほしい!」
と叫ぶ愼を抱き締めたい。
なんなんだろな、、この気持ち。