コロナを考慮して、遠出をしなくなり、会えても隠れて過ごす日々が続いていたが、ようやく町も人も動き出して行動範囲が広がってきたような気がするけれど、我々はやはりまだ県外へ出ようとはしていない。
それが当たり前の考え方、という風潮の県内でもあるなと。

昨日は、会って食べ物の買い物をして、電気店で買い物して、いつものホテルへ直行。

久しぶりにロングコースのつもりで、映画館で見れなかった映画を3本見た。そんなことをしていると時間はあっという間に過ぎていくのだけど。

心が安定している…というか、瑞に対して不安を感じてない最近だからか、あまりSEXしたい！という欲求が起こらない。したくないわけではないので、流れが来たら当たり前にするのだけど、以前よく感じた『早く！早く！』みたいな、それがメインのような焦りから解放されてるのを感じる。
瑞は『早くしたかったんだよ！』と、その最中に言ってることはあるけれど、そうは言っても同じように感じてるのではないかなと感じる。
相手の気持ちが不安だから、抱きたいと感じたんだろうな。抱けば安心すると思ってたからかな。
実際はどーだったかな？一瞬の安堵のようなもので、離れてお互いの生活に戻れば、やはり次に会える日まで、また不安は襲ってくるのだから、気休めみたいなものでしかなかったのかな？

昨日、瑞に襲われて始まったSEX。
ふと、初めて瑞とホテルへ入って、初ベットインの時のことを思い出していた。
でも、緊張していて、いったいなにがどーなって、どんな様子だっかなんて覚えてないけども。やたら気を使って、嫌じゃないだろうか？我慢してないか？痛くないか？苦痛ではないだろうか？など、それだけ気にし続けていたのを思い出した。
肌を密着させて、どこに触れるでもなく、ただぎゅっと抱きしめ瑞の体温と心臓の拍動だけを感じられるのが幸せ。
それは貴重な瞬間。

きっと、このひと時を感じる事が出来なくなったら、寂しくてたまらなくなるんだろうな…
この瞬間がなくなったら、生き甲斐すら無くすのかな。

ふと、そんなことを思っていた。

幸せって、いちいち噛み締めて振り返ったり思い返してみて、過去と今の違いに感謝したり、まだ見ぬ未来に思いを膨らませたり、そして、今が心配や不安がない事に安心したり、そんなことを思う時間が大切なんだよなと思う。
振り返らなきゃ、現状を当たり前に思ったり
慢心したり感謝なんて忘れるだろうから。

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