2017/01/12
22:34:36
1/9を最後に、暫く会えない日々が続く。
瑞の子供が受験生であり、もうラストスパートに入っている。
そんなときに、親は受験するわけじゃないんだから~~とでも言うように、遊びほうけていてはいけない!と、前から2月の受験が終わるまでは、年明け早々に、もうなかなか会っていられなくなる、と言い出したのは私の方だった。
自分もすでに、受験生を抱えたことがある身の親として、やはり自粛したものだった。
誰に言われるでもなく、やはり子供の気持ちになれば、親が大した事情も用事もないくせに、ふらふら遊びほうけているというのは
みっともないものではないか?というか、自然にそういう気持ちになるものだろうと。
振り返れば、我が家の場合はすでに12月には、しっかり受験態勢になっていたので、同じように自分も自粛に入っていたものだった。
日帰りツアーの日を最後に、暫く会えなくなるんだ。。。
あの日、そんなことを、わかってたにも関わらず、ふたりの時間を大事にできてなかったな。。。。と振り返った。
帰りの新幹線のホームまであがってから、瑞が 「慎の車に、ストールを置き忘れて来ちゃったの。今度会えるとき持ってきてね」
吹きっさらしのホームで、がくがく震えながら、「ええー??こんなに寒いのに忘れたの??」と、私はつけていたスヌードを瑞の首に巻き付け、降りてからもまだしばらく歩くだろうに、この寒さじゃ歩けないから!と。
私は駅を出れば目の前に車があるので、耐えられない距離ではない。
瑞が新幹線で帰るのは、本当に久しぶりで、やはりホームで離れる寂しさは言いようがない辛さがあった。。。
車内から手を振る瑞が見えなくなって、ひとりまた、改札に入場券を返して出る。
いつもの高速道路でのJCTで、それぞれ逆方向に分岐される位置で離れる辛さよりも、ホームで離れる寂しさは何かが大きく違うんだ。。。。いつもそうだけど・・・・
離れたところからも、ずっとカカオでのトークは続いていた。
キヨスクでホットコーヒーを買って、足早に駐車場へ向かった。
車に戻ると、瑞のストールと、車内でふたりで使うブランケットが一緒に包まって残されていた。
今まで車内に瑞が忘れ物をしていったことってあったかな?
誰かが言った。
後ろ髪を引かれる想いが、忘れ物をさせるのだ、、、と。
でも、この日曜日と月曜日の二日間は、お互い、「これでしばらく会えないね」という言葉を一度も出さず、まったく忘れていたんだろうと思う。
こうして、忘れ物をして離れていったことを車に戻ってみることで、改めて 「もうここにはいないんだな。。。。」という気持ちが強くなる。そんな私の想いなど気づきもせず、カカオを送信してくる瑞。
このパーキングは、瑞と初めて会った日。瑞に告白した場所だった。
だから余計に、あの日の帰り道と被るものがあり、しかし、あの日はこれから沢山デートしよう!という意気揚々とした気持ちがメインだったし、まさかのOKが出たことの驚きと、喜びが何度も蘇っていたけれど、、、、今回は、意気消沈・・・・
この忘れられたストールを見て、瑞が身に着け、笑っている表情を思い出さずにいられようはずもない。
瑞・・・・・
瑞のストールを首に巻いた。
瑞の匂いがした。。。
あぁ、、、そうか。。
しばらく、会えないんだった・・・・
いなくなってみて、そんな大事なことに気が付いて、ものすごく悔やんでいる自分がいた。
けれど、その会いたくても会えないという寂しさと不安は、自分が言い出したことでも、瑞より私の方が倍以上の速度で、倍以上の大きさで、自分自身がつぶれそうになっているくらいに寂しくなってることに日を追う毎に感じてきている。
それは。。。
瑞は「しばらく会えない」ということを、ホッとしているのが感じられるから。
私に会えないことを、これまでこんなに長く会えない時がきたことがなかったが、たった2週間ぶりとなることでさえ、会えないことを苦しくてしょうがない。1週間ももたないのに、2週間とか1か月とか、無理に決まっていると言っていたし、その辛さを私にぶつけてきていたのだが、今回は、まったく・・・・
あぁ、やっぱり、あんまり頻繁に会ってたことを、どうにかペースを落として月1回程度で会えりゃいいようにできないかなとか、そんなこと思っていたんだろうな、、、と感じた。
私が不安をぶつけても、うるせーな、そんなわけねーだろうが!とばかりに、、、まるで、ハリセンボンはるな みたいな返しが来るだけで、私も同じくらい不安なんだよ、とは言ってはくれなかった。不安なんかじゃないから。
寂しさを紛らわしてくれる何かが存在するから、私くらい消えても平気なんだろう。。。
1週間でさえ会えないのを我慢できない・・・・そう言ってくれていたのに・・・・
こうして、私が不安や寂しさをぶつければ、きっと、「煩わしい」と言われて、離れていくんだろうね。 みんなそうなんだろう。
なぜ人は、寂しさや不安な気持ちを相手にぶつけることがあっても、受けとめてそれを解消してあげようとは考えないんだろうか?
人というのは、そんなに余裕のない人間ばかりなんだろうか?
受け止め続けてきてけれど、たまには、私だって寂しい、不安だ、そういう気持ちをちゃんと受け止めて、安心するにまでしてほしいと思う。けれど、いつも、
「じゃぁーどうすればいいの?こういっても信じてくれないよね。疑ってるよね。私がなにを言ってもどうせ信じてくれないよね。本当のことを言っても、ずっと疑ってるよね。それじゃ私がなにを言っても安心しないよね!」
と言い放って、いけない考え方をするのは、すべて私になって終わる。
気持ちの温度差を感じたとき、人は寂しく不安になります。
受験生を抱える親として、そんな遊んでばかりもいられないんだから、自粛しなきゃいけないよ、と私に言われるまで、会うことをセーブしようとはこれっぽちも思ってなかった人なだけに、子供のことで頭がいっぱいで、余裕はなく、私にかまってられる時間もないという状況にいきなりなったとは思えないんだな・・・
何してるんですか?
何を楽しく、心も頭もいっぱいになってるんですか?
私の叫びは届いてますか?
聞こえますか?
私の心の動きを感じてますか?
私のことなんか・・・・・わかりっこないですよね・・・・・
お忙しいでしょうから、。。。ね
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