2ntブログ
FTMの彼とノンケの彼女の気ままブログ。喧嘩もHも濃厚な、ぐっと濃いブログです(*^^*)
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21:23:40
年末の、あと数日で今年も終わりというその日、私と愼は初めて会った。 掲示板に募集を出してから半月も経っていなかった。 愼が前に付き合っていた人とお別れして3ヶ月ほどだったとは後から聞いた。 初めて会った日がやっぱり初めてのデートの日になるのだろうなぁ。 愼と初めて会い、愼の地元の有名なレストランに連れていってもらった。 移動の車の中で、愼の仕事のことを聞いた。それは覚えているのだけれど、他にどんな話をしたんだろ。。思い出せない。思い出せないけど、沈黙になることはなかったから、何かを話していたはず。 レストランでは待っている人もいなかったけど、入り口の紙に愼が名前を書いていた。それを待ち合いの椅子から見ながら、 「なんて名前を書くのかな?偽名で書くんだろうなぁ」とぼんやり思っていたのを覚えている。 その時はまだ、私もだけど、お互いに本名は教えあっていなかったから。 席に通されて、ここで初めて向かい合って座った。 なんだかスッゴク照れ臭くって、顔もまともに見られない。 自分の本名を聞かれてここで伝えた。 よくあるありきたりの名前だから、漢字も説明した。 仕事の話や、今日どんなところに行ってどうだったのか、そんなことを話した。 けど、あんまりはっきり覚えていない。やっぱり緊張していたんだな、、と後から振り返ればよくわかる。 「こういうので会ったことないのは聞いたけど、誰かと付き合ったことはある?」 そう聞かれて、「ない」、と答えると 「自分は本気になった相手が1人だけいる。他に何人かと会ったことはある」 と、その時に2年付き合った相手がいたことを聞いた。 でも、どんな人でどんな付き合いだったのか、そこまではまだ聞けなかったし、聞いてはいけない部分なんだと解釈した。 愼が本気になった相手、その思い出を大切にしたいからそこには立ち入らないでくれ、と言われたような気がした。

2016/10/31
17:05:03

掲示板掲示板というけれど、出会い系サイトと同じものなのだろう。 愼とそこでやり取りを交わし、会う約束まで取り付けた。 これが出会い系というものだと気づいたのは、まだずっと後になってから。 愼とのなれそめ、はっきりいって出会い系。でも、それまで私の出会い系サイトに対するイメージは真っ黒に悪くて、まさか自分がやることになるとは思ってもいなかった。 そのうえ、そこで出会った人と会おうだなんて!! 何か見えない力が働いたのかも。 それでも、愼から届いたあのメッセージから、私の中の何かが変わったのははっきり言える。 会う約束の当日、 約束の時間は夕方だったけど、昼間からずっとやり取りは続けていた。 電車の乗り換えの方法や天気の話や、そんなやり取りのひとつひとつから、なんともいえないドキドキ感とほっこり感とこの人に聞けば大丈夫、というような安心感と。。。そんなものを感じていた。 そして、夕方。先に着いていた私。目を上げれば、ライトをつけた車が駅前ロータリーに止まったのが見えた。 ここから車の中に入るまで、無心。 悪いことも良いこともなんにも考えず、ただ体だけを動かして、車のドアをあけ助手席に座った。 「こんばんは」 「○○さん?」 それが最初の会話だった。 車に乗った時の安心感、安堵、体の緊張が解けていくような、シートに体が沈んでいくような、そんな風にゆっくり力が抜けていくあの感覚は生まれて初めて。 一瞬にして、愼の空気に包み込まれた。 なんだろ、このあたたかさは。。 愼の車の助手席に座った時から不思議な気持ちだった。


12:45:51
掲示板で知り合い、やり取りをしている相手と『会う』というのは勇気のいるものではないでしょうか? 私は掲示板に募集を出したのも初めてだったしFTMという言葉を知ったのもここでが初めて。 いざ会っても、 どんな話をしたらいいのか? 何を聞いてどう受け答えればいいのか?? それに、 掲示板での出会いって、それなりのルールというか、そういう暗黙のなにかがあるのではないか?? 。。。とか、とにかく自信がなかった。 この世界の単語だったり言葉だったりを知らなくて、 「そんなことも、知らないの?」 と、バカにされそうで。。。 つまりはどこか格好つけていたんだろうなと思う。 でも、愼から届いた長文メッセージを読んで、なんだかわからない熱い気持ちが込み上げてきて、『この人に会いたい!』とはっきりずっしりしっかり、思った。 そう思ってからは、不思議なことにトントン拍子で事が進んでいった。 実はその頃、私はとある場所に通っていた。そこは自分の住んでいるところから車で約一時間半。新幹線でも3駅離れている、それまでの人生ではまるで縁のない場所。 そこに通い初めてからその頃で2ヶ月ほどしかたっていなかったが、 偶然にも、愼の家がその場所と、同じ市内だったのだ。 それはやり取りのなかで知った。 その場所というのは当時は気づいていなかったけど、怪しい考え方をする宗教じみた場所。 私はそこに、片足突っ込んでもがいていた。 その集まりがあり、たまたま年末にそっち方面へ出かけることになっていたのだ。 そうとなれば話はどんどん進み、その当日、お互いに時間を決めて会うことになった。 私は集まりのあと、愼は仕事の後。 そこも不思議なことに、お互いの時間がピタリと合った。 『17:00に駅で。』 会う約束は日時まですぐに決まった。

2016/10/30
20:23:59
愼と掲示板で知り合ってからどのくらいやり取りをしただろう。 途中からはカカオで繋がってカカオでのメッセージのやり取りになっていたけど どんな話をしていたのかなー。 家族構成とか趣味とか好みのタイプとか、そんな話はしたっけなぁ。 でも、すぐに会うというほどの勇気は持てずにいた。 会ってみてどう思われるかな?とか、 会ってそれきりになったらやだなとか、 そんなマイナスなこと考えて躊躇していた。 そんなときに愼から 「会うことについてどう考えてる?」 と聞かれたのだ。 「自信がない」 みたいな返事をしたと思う。そしたら 「会わないでいてどんな人だろうとか妄想をするより当たって砕けろで会ってみた方がいいと思う」 という内容の長~~いメッセージがきた。 そのメッセージを読んで私は会おう!と、決めた。 なんか、急に勇気がでて背中を押された気がした。

2016/10/30
19:58:37
私と愼が出会ったのは、掲示板。 その辺については愼も書いていたけれど、私が出した募集に愼が返事をくれたことがきっかけ。 私は生まれてはじめて募集を出したのでどんな人からどんな返事がくるものなのか想像もできなかった。 ただ、愼が送ってくれた文章で印象的だったのが、 「FTMだけど大丈夫?」 という1文。 その頃私はFTMという言葉も知らなかったし、どういうことなのかも知らなかった。 その返信をみてすぐに、Yahoo!で検索しましたww Wikipediaに出てきたFTMについてを読んで、ん、なるほど。。。とわかったようなわからないような。 それでも愼は 「今はそれでいいよ。追々わかってってくれればいいから」 と言ってくれて、私たちのメッセージのやり取りが始まったのです。

プロフィール

愼

Author:愼
愼(しん)
FTM(性同一性障害=戸籍女性)

趣味嗜好:LIVE参加 寝る エロ

瑞(たま)
愼の彼女 
趣味嗜好:犬と遊ぶ 虫の観察 甘いものには目がない デンマ
特技:愼を怒らせること エロ

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